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「ベル イル秘話」 その2

【1992年頃】
「ベル イル」に行くには、ロリアンから4~5人乗りの小型機(セスナ?)で行く方法もあります。わずか15分ほどでしょう。定期便というより、飛行機クラブの人に乗せてもらうといった雰囲気です。一度「キブロン・ルゾンボベ」の研究所・センターを上から写真を撮りたいと思って飛んでもらいました。良い写真が取れましたが、今となっては、「グーグル」でしっかり見られるわけです。「ベル イル」の空港は一本の砂利道の滑走路があり小さなクラブハウスのような建物があるだけでした。

帰り、約束の時間にクラブハウスに行くと、来る時と同じパイロットのおじさんが、バーのカウンターで待っていてくれました。搭乗ゲートなどありません。荷物を運んでくれました。快適なフライトでした。チョット気になったので「こういう時のむのは赤?白?」と聞いてみましたが、それには答えず「簡単だよ、やってみる」といって上下、左右している内にたちまち着陸です。着陸と同時に「今日はワインがちょうど良かったから、一番うまく出来た!」冗談か、半分本当か、いまだに謎です!

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「ベル イル秘話」 その1

【1992~1994年頃】
島に渡るにはキブロンから船で40分~50分程です。夏はべた凪の日が多いですが、冬は気をつけないと嵐のために帰れなくなる事がたまにあるそうです。

タラソの体験や仕事を終えて、港に着いた時に、帰りの船が来るまで若干時間がありました。港に一番近いカフェ・レストランに陣取ってカフェをしながらも、やはり食べ物の話になります。ひげの「H・D」と赤ジャケットの「P・S」が言うには「昨夜のカキは、大きかったけど味がいまいちだった」。私は「ブロンはおいしかった」等と話しているうちに、二人がいなくなって、間もなく「裏通りに魚屋があった!」といって、真カキとブロンを1ダースづつゲットしてきた。レストランから食事用のナイフを借りて来て小ぶりのカキをあけた。コレはうまかった。ブロンは「03」サイズ以下くらいしかなかったが独特の「こく」があった。ひげの「H・D」は「天然ものだ」といったが、本当かな?
あっという間に食べてしまった後には、グニャ・グニャに曲がったナイフが5本ほど残った。お金を少し置いて「もっといいナイフを!」と赤ジャケの「P・S」が言い放って全員船に飛び乗った。ハンカチでカバーしたが、みんな少し手に傷があった。